業 務 紹 介
業務紹介
価値創出を支える“4Dハイブリッド”
~製品開発支援担当の業務キーワード~ --- 1 事業報告
企業の新商品開発を支援!
~平成 27 年度グッドデザイン商品創出支援事業の 報告について~ --- 2
成果紹介
青果用フラップシール包装の開発 --- 3 トピックス
大分県立大分舞鶴高等学校による見学について -- 5
事業報告
ものづくり産業サービス力強化支援セミナーを開催 しました --- 5
XPS 基礎セミナーを開催しました --- 6
食品加工技術高度化研修会を開催しました --- 6
FSW(摩擦撹拌接合)装置に関する講習会を開催 しました --- 7 業務報告
商工労働企業委員会 県内所管事務調査 --- 7
価値創出を支える“4Dハイブリッド”
~製品開発支援担当の業務キーワード~
1.価値創出の重要性
近年、モノが売れない時代と言われています。例えば、コンビニ で飲料を買おうとすると、アイテム数は平均79.6個(博報堂買物研 究所の調査)とのこと。つまり商品数が氾濫状態の市場では、 競合を退け自社の新商品を売れる状態にすること自 体が大変です。
一方で、顧客側はどの商品を購入しても大 差のないという実感が一般化しコモディ ティ化が進んでいます。この顧客側の “同じ価値なら低価格”という購買心 理に対し、中小企業の場合コストダウン による低価格化競争だけでモノを売れる状 態にするのは限界があると言われています。
「おおいた産業活力創造戦略2016」では、県内の ものづくり企業の付加価値を生み出すため、さらには新た な産業の芽を育てていくため、付加価値の高い商品やサービ スの創出を目指すとしています。また、「ものづくり現場の技術支援 機関」である当センターにおいても、県内ものづくり企業のサービス 力強化やIoT等をセミナーで紹介するなど、価値創出を支える新 たな取組を行っています。
2.“4Dハイブリッド”とは…
製品開発支援担当は、県内企業から具体的な商品開発等の相 談を受けることが多く、商品の価値創出につながるよう業務を行っ
ています。その業務を大別すると ・開発(地域振興):Development
・デザイン:Design ・デジタル:Digital
・(文化的)多様性:Diversity
の4つのキーワードが基軸となっていま す。Dという頭文字が共通することから、 “4D”もしくは“4つのD”と呼んでいます。 実際は、これらを組合せた “4Dハイブリッド” による各種事業を実施しています。特に、「グッドデ ザイン商品創出支援事業」は、今年度で実施企業の累 計がのべ98社となっています。
今後も、商品開発力の向上と商品の価値創出を支えるため、継 続して“4Dハイブリッド”に取り組みますので、当担当の各種事業を ご利用下さい。
(製品開発支援担当 小谷公人 [email protected])
技 術 情 報 お お い た
N o . 1 7 8
2 0 1 6 . 9
企業の新商品開発を支援!
~平成 27 年度グッドデザイン商品創出支援事業の報告について~
グッドデザイン商 品 創 出 支 援 事 業 は、商 品 開 発 に取 り 組 む県 内 企 業 に対 して、「商 品 企 画 」、「商 品 化 」の各 プ ロセスにおける効 果 的 な開 発 手 法 を学 んでもらい、企 業
のデザイン開 発 力 を高 めていくことを目 的 としています。 企 業 担 当 者 、 セ ンタ ー 職 員 、 外 部 ア ド バ イ ザ ーが 連 携 し てプロジェクト チームを立 ち 上 げて、市 場 競 争 力 のある 商 品 を 創 出 し、 経 営 資 源 と して の「 デザイン」 の 認 識 を 深 め ていきます。平 成 27 年 度 は、支 援 した 9 社 について、テ ーマ及 び企 業 名 と、開 発 の内 容 をご紹 介 します。
1.商品企画ステップアップ事業 : 6社
ユーザーの心を捉える商品企画づくり段階の支援です。 ●津久見みかんの6次産業化
申請企業:(株)元気ファーム津久見(津久見市)
内容:20 代後半の女性を対象顧客とし、「高糖度厳選みかん」 をテーマに委託加工先の検討や原料となるみかんの質や量、 包装形態や売り場などを検討しました。
●公団流し台に関する商品開発(商品企画の立案) 申請企業:(有)アエル流し台製作所(日田市)
内容:「無駄なお金を使いたくないアパートオーナーに簡単に 補修とイメージチェンジが出来る流し台」をテーマに商品企画 案としてまとめることができました。
●市場性の高い製品つくり企画
申請企業:三和コンクリート株式会社(豊後大野市)
内容:「あそび感覚で設置できる!他の人にはマネできないオ リジナルな庭づくりができるブロック」をテーマにアイデア発想し、 具体的な商品企画案を立案しました。
●佐伯産の地域食材資源を活用した燻煙製品の商品企画 申請企業:有限会社豊州モールド(佐伯市)
内容:「料理に使用する調味料鹿節、鴨節、ガーリック燻製」 をテーマに燻製風味調味料などの商品企画案を立案しまし た。
●卓上ツリー
申請企業:株式会社九州ダイト(中津市)
内容:「家族との大切な思い出を実らせるメモリーオブジェ」を テーマに商品企画を立案しました。
●外国語と旅行の知識をリラックスしながら覚えられる教材の 開発
申請企業:中和国際株式会社(大分市)
内容:「バーチャルな旅行で日本の生活や文化を外国語で説 明するバーチャル留学」を開発テーマに、20 代の OL を対象 顧客に設定し商品企画を立案しました。
2.商品化サポート事業: 3社
商品アイデアをカタチにする商品設計・製造加工段階のも のづくり支援です。
●景観を重視した電磁ロック式自転車ラックの開発 申請企業:株式会社デンケン(由布市)
内容:今までは機能性やコストを重視した開発となる傾向があ りましたが、行政や利用者からの要望で景観に配慮した機器 のニーズが高まり当事業に申請されました。アドバイザーから、 内製化できないパーツの外注加工の方法や仕上げ方法等の 助言を基に商品化に向けて検討されています。今後は、試作 品完成後に首都圏を中心とした自治体、管理会社等の営業 先に提案し販路開拓を進め、オリンピックに向けて需要増が見 込まれる市場への参入を目指していきます。
●薬用湯の花の商品形態、販売方法の再構築 申請企業:有限会社岡本屋(別府市)
内容:新商品としてメディカルハーブ湯の花入浴剤を開発し、 商品化を行う予定です。情緒を楽しむ入浴剤にとどまらず、メ ディカルの分野で人々の役に立つ入浴剤として、販売を強化 するとともに、特許を活用した新商品も検討していく予定です。 ●極上マニアック和菓子およびハイブリッド和菓子の開発と販 売
申請企業:御菓子つたや(日田市)
内容:既存の極上の菓子類に新たなパッケージ2種を外部デ ザイナーの協力でデザインし、試作、商品化を行いました。ま た、販売促進として、店舗のアイキャッチに大提灯と日よけの れんをデザインし製作しました。
当事業を活用することで、企業単独では困難な商品企画 や商品設計・製造加工等の展開ができ、企業の商品開発力 の向上を図ることができます。 商品開発を検討している県内 企業の方々は、是非、ご活用下さい。
(製品開発支援担当 兵頭 敬一郎 [email protected]) 事業
青果用フラップシール包装の開発
1.はじめに
青果物は収穫された後、放置すると栄養分を消耗し水分も 失われて萎れていきます。これを少しでも遅らせて収穫した時 の状態を保つことができれば、流通販売を行う企業だけでなく 消費者にとって大きなメリットです。これを実現するのが鮮度 保持技術です。
鮮度保持では、青果物自身の呼吸を制御することが最も重 要です。具体的な方法としては、①収穫後できるだけ早く品温 を下げてやること、②気密性の高いフィルムで包装することな どが中心です。
鮮度保持包装を用いると無処理に比べて高い鮮度保持効 果がありますが、低温下で保存することでさらにその効果を発 揮します。本稿では当センターで開発した鮮度保持包装の概 要をご紹介します。
2.フラップシール包装とは
このフラップシール包装(Flap-Seal Packaging:以下 FS 包 装と記す)はフィルムを折り曲げて粘着テープでシールするだ け の 簡 易 な 鮮 度 保 持 包 装 で す 。 一 般 に 鮮 度 保 持 包 装 (MAP :Modified Atmosphere Packaging)は、青果物自 身の呼吸と包装自体のガス透過性によって包装内を「高炭酸 ガス+低酸素環境」とするものです。青果物の種類にもよりま すが、包装内 CO₂、O₂の組成を概ね 10%前後に制御すると 良好な結果を得られます。
①フィルム素材のガス透過性で制御する、②フィルム面に 微細な通気加工をする、③フィルムの接合部分の加工によっ て制御する方法が主流です。こうした方法は1台1千万前後 する自動包装機や高単価の特殊フィルムを使用することが難 点で、比較的厚みのある青果物に適したものも多くありません でした。
こうしたことから開発ポイントは、①大きく厚みのあるホウレン ソウなどでもハンドラップ(手詰め)できること、②ヒートシーラを 必要としない簡易なテープ付き包装とすること、③OPP フィル ムなど青果用の低コストフィルムを使用できることとしました。
この FS 包装のフタに相当するフラップにはセロハンテープ様 の粘着剤を塗布しました。このフラップを折るという基本操作 で気体の流れを制限します。
このメカニズムのアイデアはこれまでに開発した鮮度保持包 装の通気制限の観察から見出したもので、ちょうど折り曲げた ホースが容易に水流を制限できるのと同じです。これは液体 同様に気体にも応用が可能です。このホースの折り曲げをフィ ルム包装に応用しました。
また台形の包装形状と粘着剤の塗布位置で通気の度合い を制御する包装設計となっています。図.1 に示すような台形 包装の上部を 2 枚重ねの部分で折り曲げて糊付けし、第1段 階の通気制限とします。
次に図.2 のように包装の左右に小さな三角形のはみ出し部 分が形成されますので、これをさらに裏側に折り返してシール し第2段階の通気制限としています。
図.1 フラップシール包装
図.2 フラップシールのリップ(はみ出し部分)
図.2 のリップ(はみ出し部分)では、最初のフラップの折り曲 げに較べて通気量が絞りこまれて少なくなります。折り曲げの 大と小を組み合わせることによって通気量を制御し青果物の 鮮度保持に適正な環境を実現しています。またこのガス環境 は包装される青果物自身の呼吸によって導かれるもので、完 全な密封では酸素欠乏になって細胞崩壊など青果物の品質 を低下させます。
この包装内ガス制御をわかりやすくするために 成果
図 .3 包 装 内 ガスの流 れ
図 .3 はホウレンソウの呼 吸 に伴 うガスの流 れを簡 略 化 して示 したものです。ホウレンソウの呼 吸 によって生 成 し た CO₂が主 体 のガスは広 いフィルム幅 の部 分 から第 1 段 階 の折 り曲 げ通 気 制 限 を受 けつつ粘 着 テープ接 合 部 分 に 進 みま すが、 進 路 を は ばまれて 左 右 のリ ップ に 誘 導 されます。ここには第 2段 階 の折 り曲 げがあり通 気 制 限 を受 けて通 気 量 はさらに絞 られます。大 気 中 の酸 素 は逆 の行 程 で内 部 に入 っていきます。
3.鮮 度 保 持 性
従 来 の開 放 型 台 形 包 装 では開 口 部 をそのままにし ておくか、開 口 部 を一 方 に折 ってテープで一 箇 所 を止 める「一 点 止 め包 装 」とすることが行 われていますが、こ れでは通 気 量 が多 く 包 装 内 を鮮 度 保 持 の条 件 である 高 炭 酸 ガス+低 酸 素 各 10%前 後 に誘 導 することがで きません。
具 体 的 な FS 包 装 例 としてホウレンソウを FS 包 装 で 20℃7 日 間 保 存 した場 合 の包 装 内 ガス変 化 を図 .4 に 示 しました。包 装 内 ホウレンソウの呼 吸 によって酸 素 は 減 少 し、炭 酸 ガスは増 加 していきます。
ハ ン ド ラ ッ プ ( 手 詰 め ) に よ る バ ラ つ き は あ り ま す が CO₂も O₂も濃 度 10%前 後 で安 定 し、いわゆる MA 包 装 のガス環 境 に変 化 します。
図 .4 FS 包 装 内 のガス組 成 変 化 (20℃7 日 間 )
図 .5 各 種 包 装 法 の比 較 (20℃㏦保 存 )
この条 件 で①FS 包 装 と②2 箇 所 テープ開 放 包 装 (2 箇 所 に水 抜 き穴 がある)、③密 封 包 装 を 7 日 間 保 存 し た場 合 の外 観 比 較 したものを図 .5 に示 しました。
FS 包 装 に対 して②は黄 化 ・萎 凋 が著 しく、密 封 包 装 で は 嫌 気 呼 吸 によ る 異 臭 や 細 胞 崩 壊 が 認 め られま し た。
4.萎 凋 防 止
図 .6 水 分 減 耗 への包 装 法 の影 響 (ホウレンソウ)
FS 包 装 は半 気 密 性 ですので水 分 減 耗 を防 止 でき ます。図 .6 はホウレンソウをテープ止 めした包 装 (ST)及 び FS 包 装 (FL)して 10℃及 び 20℃における重 量 変 化 (水 分 減 耗 率 )を示 したものです。低 温 では、従 来 包 装 でも水 分 減 耗 は抑 制 されますが、FS 包 装 ではいずれ の 温 度 で も 水 分 減 耗 が 抑 制 さ れま し た。 本 包 装 は 業 務 用 だ け で な く 、 家 庭 で 購 入 し た 青 果 物 を 冷 蔵 庫 保 存 するよ うな 場 合 にも 機 能 を 発 揮 します ので、 広 範 な 応 用 が期 待 できます。
なお本 包 装 法 は平 成 27 年 3 月 に特 許 出 願 を行 い ました。
60 70 80 90 100
0 1 2 3 4 5 6 7
大分県立大分舞鶴高等学校による見学について
センターではさまざまな団 体 等 からの要 望 を受 け、所 内 見 学 を実 施 しています。文 部 科 学 省 より SSH(スーパ ーサイエンスハイスクール;将 来 の国 際 的 な科 学 技 術 関 係 人 材 を育 成 するため、先 進 的 な理 数 教 育 を実 施 する 高 等 学 校等 )に指 定 されている大 分 舞 鶴高 校理 数 科 2 年 生 による見 学を、7 月 12 日に行 いました。
まず、本 県 のものづくり産 業 の現 状 、センターにおける 「ものづくり現 場 の技 術 支 援 機 関 」としての業 務 内 容 を説 明 したのち、3D プリンタ、精密万 能 試 験機 、X 線分 析 顕 微 鏡 、小 水 力 発 電 用 磁 気 歯 車 ( 増 速 機 ) を見 学 しまし た。
各 見 学 場 所 では、「この装 置 でどのようなことがわかる のですか?」、「実 際 の相 談 ではどのように活 用 されてい るのですか?」など、活 発 な質 問 が出 されました。ものづく り現 場 に対 する支 援 の様 子 を理 解 し、興 味 を示 している ようでした。
今 回 の見 学 が、将 来 の進 路 を考 える上 での足 がかりにな れば幸いです。
(企画連携担当 安部 ゆかり [email protected])
ものづくり産業サービス力強化支援セミナーを開催しました
去る 6 月 24 日に「ものづくり産業サービス力強化支援セ ミナー~サービスイノベーションで勝つものづくりを目指して ~」をホルトホールで開催しました。
このセミナーは、「製造業のサービス化」というコンセプトを 広く県内の製造業事業者の皆様にご理解いただくことを目 的に、第 1 部「講演会」と第 2 部「候補事例紹介および総合 討論」で構成しました。
第 2 部「候補事例紹介および総合討論」では、県内中小 企業の具体的なサービス化構想について発表いただくため、 聴講者には「秘密保持誓約書」の提出を頂きました。
参加者は、第 1 部「講演会」に 105 名、第 2 部「候補事 例紹介及び総合討論」に 73 名でした。
第 1 部では、この分野の第一線でご活躍されるお二人を 講師として招き、「製造業のサービス化」のコンセプトについ て理解を深めるための講演会を行いました。
メンテナンスにとどまらないエンドユーザーの満足度を向 上するビジネスモデルについての考えや具体的な事例(製 品の提供だけでなく、製品から得られる効果を提供するビジ ネスモデルなど)などから、「製造業のサービス化」というコン セプトを理解していただきました。
第 2 部では、「製造業のサービス化」というコンセプトに理 解を示し、このような取り組みにチャレンジしたいというサー ビス化提案企業 6 社に、現在製造している製品などの新た な価値やサービス等の構想(希望)についてプレゼンテーシ ョンしていただきました。招聘した 11 名のビジネスモデルプ ランナー候補(以下、プランナーと称す。)がそれらの構想を ブラッシュアップするための「総合討論」を行いました。
第 2 部で発表頂いたサービス化提案企業とプランナーと のマッチングを行い、ビジネスモデルの構築を実施していた だきます。
大分県では、「製造業のサービス化」への支援策につい て検討していきます。
(企画連携担当 城門 由人 [email protected]) トピッ
クス
事業 報告
XPS 基礎セミナーを開催しました
X 線 光 電子 分 光分 析(XPS、ESCA)はナノメートルオー ダーの表 面 分 析 が可 能 な分析 機 器 です。表 面 の元 素 だ けでなく、化 学 シフト解 析 により元 素 の結 合 状 態 (例 :Si がゼロ価 なのか 4 価 なのか)を推 測 できる装 置 です。半 導 体 、医 療 器 具 、印 刷 、ナノテク、金 属 材 料 等 の多 岐 に わたる業 界 の研 究 開 発 ・品質管 理 に利 用 されています。 当 センターでは平 成 20 年 度に現 有 機 K-Alpha(サーモ フィッシャーサイエンティフィック株 式 会 社 )を整 備 して以 来 、県 内外 の多 くの企 業・大学 にご利用 頂いてます。
7 月 27 日(水)に XPS 基礎セミナーを開催しました。齋藤 健 氏(サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社)を講 師としてお招きし、光電子分光分析の基礎、装置の概要など 理論から応用に渡ってご講義いただきました。当日は 25 名の 方にご参加いただきました。
終了後、希望者 で装置、他の分析 機器の見学を行い ま し た 。 機 器 利 用 等で、ぜひご活用く ださい。
<概要>
固体試料の極表面部の元素分析や状態分析を行う装置 です。
<機器の特徴>
固体表面の極めて薄い層の分析を行なうことができます。 また、Ar イオン銃でスパッタリングすることで深さ方向の元素 分布測定が可能です。
・ビーム径: 30μm ~ 400μm ・試料台サイズ: 60×60 mm <利用例>
接着トラブル等の不良解析、表面改質や表面汚染の評価 試験等に利用できます。
(工業化学担当 江田 善昭 [email protected])
食品加工技術高度化研修会を開催しました
本年度第 1 回目の研修は、株式会社 サンテツ技研から 代表取締役社長 五代 友行 氏 を講師としてお招きし、「食 品保存と現在の冷凍技術について」の演題で、冷凍技術の基 礎についてご講演いただきました。当日の参加者は、62 名で した。
講演終了後、希 望者による「おおい た 食 品 オ ー プ ン ラ ボ」(おおいた食品 産業企業会設置)
でブライン急速冷凍装置等の見学を行いました。また、通常 の冷凍と急速冷凍で凍結した豆腐とそれを真空凍結乾燥した ものの展示も行いました。冷凍速度による氷結晶の大きさの 違いがご覧いただけたと思います。
なお、「おおいた食品オープンラボ」にある機器は、試作品
詳しくは、おおいた食品産業企業会ホームページをご覧下さ い。(http://oita-shokusankai.jp/openlab/)
本年度は後 2 回研修会を開催する予定です。研修会の内 容が決まりましたらごホームページ等でご案内いたしますので、 参加をお願いします。
(食品産業担当 後藤 良恵 [email protected]) 事業
報告
凍結後乾燥した豆腐の表面の拡大写真 急速冷凍(左)、通常冷凍(右) 事業
報告
FSW(摩擦撹拌接合)装置に関する講習会を開催しました
7月29日に「FSW(摩擦撹拌接合)装置の概略・最新情 報・今後の展望に関する講習会」を開催し、県内外の7団体 13名の方にご参加いただきました。
FSW(摩擦撹拌接合)とは、材料に円筒状の工具を押し当 てながら回転させ、摩擦熱を受けて軟化した材料を撹拌する ことで材料を接合する加工法です。鉄道車両を中心に、 種々の分野で実用化されています。
本セミナーでは株式会社日立パワーソリューションズより講 師をお招きし、FSWについての概略や、活用された事例紹介、 最近の技術開発動向や今後の展望についてご講義いただき ました。また会場
に は 加 工 サ ン プ ルも展示され、参 加 さ れ た 皆 様 が 実 際 に 手 に 取 っ て確認されていま した。
センターでは、ニーズに応じてこのような講習会を随時開 催しておりますので、どうぞ積極的にご活用下さい。
(金属担当 清水 慎吾 [email protected])
商工労働企業委員会 県内所管事務調査
大分県議会 商工労働企業委員会による今年度の県内所 管事務調査が6月3日に当センターで実施されました。
まず、製品開発支援担当の3Dプリンタ機器及び機械担当 の高速度カメラ機器を用いた支援や分析業務の現場を視察さ れ、その企業貢献への取り組みについて、担当者の説明に傾 聴されておりました。
その後、当センター長より商工労働企業委員に対して、当セ ンターが技術相談に応えながら県内企業のニーズに即した技 術支援や研究開発等に取り組んでいる状況等について業務の 概要を説明したところ、特に技術シーズの研究開発やセンター 業務の周知体制に対する期待を含めた熱心な質問やご意見 をいただき、活発な質疑応答がおこなわれました。
また、羽野委員からは、「県内企業を訪問した際、商品開発 への支援について産業科学技術センターに感謝しているとの 声も頂いている」とのお褒めのコメントも頂きました。
当センターでは、今後とも職員一丸となって県内企業をはじめ 県民の皆さまに役に立ち貢献できる産業科学技術センターを 目指してまいります。
委員長 元吉 俊博 副委員長 衛藤 博昭 委員 油布 勝秀 委員 田中 利明 委員 羽野 武男 委員 原田 孝司 委員 久原 和弘
(企画連携担当 甲斐 豪 [email protected])
技術情報おおいた 〔大分県産業科学技術センター ニュース〕 No.178 発行 2016 年 9 月 6 日 〒870-1117 大分県大分市高江西 1 丁目 4361-10
大分県産業科学技術センター 企画連携担当 Tel. 097-596-7101 E-mail:[email protected]
展示サンプルの様子 お知
らせ
平成 28 年度 商工労働企業委員名簿 事業
報告
おおいた食品産業企業会では、新製品の開発や技術人材の育成を図る目的で、食品オープンラボを開設
しました。オープンラボでは、各種加工食品の製造、殺菌、充填から試作品の簡易評価・分析まで、一連
の製品開発プロセスを行うことができます。(要予約)
場 所:
大分県産業科学技術センター 化学食品棟 E106
(大分市高江西1丁目 4361-10)利 用 時 間:
平 日 8:30~17:15
利 用 料 金:
無 料
・
予約申込先:
大分県産業科学技術センター 食品産業担当 097-596-7101
<設置機器>
製造関連機器 スチームコンベクション、急速冷凍装置、フードプロセッサー、真空濃縮釜
殺菌、充填関連機器 充填機、キャップ打栓機、殺菌ボックス、温度ロガー
簡易評価機器 粘度計、pH メーター、糖度計、酸度計
<機器のご利用方法>
<オープンラボご利用にあたっての注意事項>
・食品産業担当:097-596-7101 にお電話をおかけ下さい。
・使用する予定の機器の予約状況を確認し、予約します。
・利用当日、センター正面玄関受付窓口にお越しください。 (オープンラボへ車で移動)
・「利用申込書」を記入して担当者に提出します。
・原則、食品産業担当の立ち会いのもと機器を利用します。
・退出の際は、食品産業担当が施設および機器の状態を確認します。
・ラボで使用する原材料、消耗品等は利用者が持ち込みます。
・利用者は、故意または重大な過失により本施設の機器設備等に損傷を与えた場合は、 現状復旧に係る費用を負担するものとします。
・利用者は、本施設の利用中に自身の責に起因して発生した事故及び災害については、 全責任を負うものとします。
・センター外へ機器(一部の機器を除く)を持ち出しての使用はできません。 ・使用機器に適した安全な服装・防護用品を持参してください。
・利用者は、退出に際して使用した機器の洗浄、清掃を行うものとします。 ・ラボ利用中に発生した廃棄物等は、利用者が持ち帰るものとします。 ・利用者は、退出に際して本施設の環境美化に努めるものとします。